猫はあまり手がかからずマイペースな生き物ですが、ワンちゃんに比べ「しつけ」が難しいというのが20年以上猫と暮らしてきた私の印象です。
得に、猫の本能ともいえる「爪とぎ」には正直どれだけ泣かされてきたでしょうか…
実家の壁やソファーの状態を知っているだけに猫を飼う一番の悩みポイントかもしれません。
ですが、この爪とぎのしつけとある注意点を実行すれば被害が最小限に抑えられると気づきました!
では現在我が家で実践している方法をお伝えします!
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子猫に爪とぎを教えるタイミングは!?
子猫が爪とぎを覚えるのは本能です。
爪とぎの意味は、爪のお手入れであるのと同時に自分の手から出る匂いを物につけて縄張りを主張するためのもの。
つまり、いつから覚えさせるというよりも「家に招いた時点でどこに匂いをつけさせるか」が重要ということ。
家に子猫をお招きしたら、とりあえず、トイレ・餌・爪とぎを揃えてあげると安心です。
そして、家具に匂いを付けられる前に、爪とぎトレーニングを始めましょう!
爪とぎはどうやって練習させればいいの?
子猫が爪とぎを始めるのは離乳がひと段落した生後1か月からと言われています。
なので、爪とぎのしつけもこの時期から始めましょう。
まずは、爪とぎを準備してあげましょう。ここで、私の長年の感覚だと「段ボール製爪とぎ」に猫は一番ときめきます。
最近では100均でも売っているので、探してみて下さいね!
次に、子猫を爪とぎに乗せ、子猫の手を持って「ここで爪を研ぐんだよ~」と優しく爪とぎを撫でさせます。子猫に手触りを覚えさせるのと、自分の匂いを付けさせるのが目的です。もちろん、その場ですぐ出来るわけではないので、根気よく続けて、上手に出来たら褒めてあげるというのを繰り返しましょう。
他の場所で爪を研いだ時も「ここでやるの!」と爪とぎの場所まで子猫を運んであげるといいでしょう。
本能による被害を最小限に減らすために!
爪とぎを上手に覚えた子猫であっても、やっぱり別の場所でもやられます。
これは本能なので、叱っても治りませんし、子猫もあまり怒られると飼い主さんを怖がってしまうことも。
そこで、爪とぎ以外でも爪を研いで良い場所とダメな場所を分けておく事をオススメします。我が家には木綿素材のソファーがあるのですが、そこで爪とぎをされます。
他にも、キッチンマットも餌食です。
しかし・・私は気づきました。
ソファーやキッチンマットのお陰で、一番守りたい壁に傷ひとつついていない事に・・。
つまり、猫は自分の都合のいい物にしか手を出さないのです。
なので、猫のいるスペースに大切な物を置かない事や、爪とぎされても怒らなくていい物(買い換えのきくマットやキャットタワーなど)を配置してあげるとお互いかかるストレスが少なくなるのではないでしょうか?
ただ、いくら他に都合の良いものがあったとしても、アジアンテイストの家具や畳は問答無用で餌食になる可能性が高いのでご注意を!
まとめ
子猫の爪とぎは、
- 爪のお手入れとともに縄張りのための匂いつけの意味があり
- 離乳期過ぎた子猫であればトレーニングをスタートできます
- それでも家具の被害が無くなるとは言い切れないので配慮も必要
という事がお分かり頂けたでしょうか。
ちなみに、猫は座った状態や立った状態、いろんな角度で爪を研ぎます。
床に置いたりケージに貼ったり、いろいろ試してみると面白いかもしれません。
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