猫は一般的に、室内で用意された猫用トイレで用を足します。
そのため、毎日のトイレ掃除は欠かせず、それによって病気の早期発見が可能にある場合も。
しかし、何が普通なのかわからなければ変化にも気が付きにくいですよね?
今回はそんな猫ちゃんのトイレの平均回数などを調査してみました。
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猫のオシッコの平均回数
猫のオシッコの平均回数は一日2~3回と言われています。
もともと猫は水分を取るのが下手な動物で、猫の病気の主な原因に腎臓病があげられるほど。
そのため、オシッコの量や回数はぜひ気にしておいて欲しいポイントです。
かといって、どんな目安があるか・・・ですよね?
まず量ですが、3キロで30~90ccと言われています。
猫砂の塊だと一回で小さな拳一個分でしょうか?猫の体が大きければ自然に量も増えていきます。
そして、色は人間と大きな違いはありません。
その分血尿は比較的わかりやすいので砂の色がいつもと違うと感じたら、できるだけオシッコしたてのトイレで確認をしてみてください。
ちなみに、私の飼い猫で腎臓病と尿管結石の経験があります。
実際に感じた大きな変化をまとめるので参考にしてみて下さいね。
腎臓病
大きな特徴に「多飲多尿」があります。
腎臓のろ過機能がうまく働かないため、やたら水を飲んで大量のオシッコをするという感じです。
しかし、多頭飼いだとなかなか変化に気付けず重篤化してしまう可能性もあります。
我が家の場合には、老猫と新米子猫の同居が始まってしばらくたってから、老猫がトイレ以外の場所で血尿と嘔吐を繰り返して異変に気が付きました。
尿管結石
これは雄の猫に多い病気ですよね。
この場合には、頻尿。何回もトイレに行くけど、本当に少ししかオシッコが出ない。
もしくはオシッコが全く出ない場合に注意が必要です。
猫はオシッコが出ないと、嘔吐をしたり、「あおーん」など普段鳴かない声で鳴いたり、部屋の隅でじっとしていたりします。
その場合は、急いで獣医さんに診てもらうことをオススメします。
猫のウンチの平均回数
ウンチの平均回数は1日1~2回程。
正常な形状は人間と大きな変わりはありません。
コロコロとしてウサギのフンの様な形状だと便秘で水分不足の可能性があります。
また、1日ぐらいならいいのですが、2日より長い期間ウンチが出ていない場合には腸閉塞の可能性があります。
便秘が長く続いたり、最近コロコロウンチしか出ていない場合には迷わず獣医さんへ行かれるのをオススメします。
過去に我が家で、他猫との折り合いが悪く両親の寝室で生活していた猫が、嘔吐する様になり病院へ行ったところ、腸にウンチが溜まって危険な状態と言われ、全身麻酔でウンチを出す処置がされました。
しかし、全身麻酔での処置に体力がついていかず結果的に亡くなってしまったのです。
今思うと、なんでもっと早く病院へ行かなかったのか悔やまれます。
ちょっとした変化でも気軽に相談できる、そんな獣医さんとの連携も猫の健康には大切でだと感じます。
子猫と成猫の違いはここだ!
さて、先程の目安はあくまで成猫の場合。
子猫は体が小さい分、オシッコも多くたまらないので量は少なく回数は多くなります。
また、まだ体が成長過程であり、好奇心旺盛な猫には普段の生活でも危険がいっぱい。
ちょっとおいておいたビニール袋をかじってしまった・・それが原因で腸閉塞なんて事件も実際にあります(これ・・我が家でも経験したので本当に注意です!)。
じゃあどうするか・・ですよね?
出来るだけ床に物を置いたり、猫が登れる場所に誤飲や誤食になるような物を置かないこと。
そして、やはり普段のトイレ掃除の時に健康状態のチェックが欠かせないと思います。
我が家の猫のタイプを知って、対策を練ろう!
子猫や成猫、水分の摂取が上手な子苦手な子。
猫にも様々な個性があります。
ですが、個性といっても健康への不安要素は取り除きたいですよね?
まず、水分を取るのが苦手な子の場合、水を飲むのが面倒に感じるタイプと水が汚いのが嫌なタイプがあります。
対策としては、水飲み場を複数作ることや水を綺麗にするフィルタ付き循環型水入れを利用することがオススメです。
それでもオシッコの量が少なかったり、ウンチがコロコロのままであれば、餌をドライフードから水分の多いウエットフードに変えてみるのもひとつでしょう。
我が家の猫も、水が汚れていると飲みたがらないので水受けの確認は必須です。
そして、外出時には水場も普段より多く作って、1つの水受けが汚れても大丈夫なようにしています。
まとめ
猫はもともと水分補給が苦手な動物です。
そこで、
- オシッコの回数や量
- ウンチの回数や量
- 子猫の誤飲や誤食
- 水を取らない場合の対策
が重要になってくるでしょう。
動物は話せない分、飼い主側の「察する能力」が必要になってきます。
もちろん、長年一緒にいれば猫の機嫌が分かるようにはなるのですが、体調不良の早期発見の為にも、チェックポイントは押えておきましょう。
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