猫とブラシ

『とりあえず猫用ブラシで梳かしておけばいいでしょ。』

っていうそこのあなた。。。ちょっと待ったぁ!!

一口にブラシと言っても、いろんな種類があるんですよ!

『そのブラシ、ホントにお宅の猫ちゃんに合ってますか?』

この言葉にドキッとした方、ご安心ください。

今回は、意外と多い猫用ブラシの種類やその選び方についてバッチリご紹介しますので、是非ブラシ選びの参考にしてみてください!

 

 

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ブラシを選ぶ必要性

抱っこされている白い猫

『ブラシは、猫用なら何でも良いんじゃないの?』

このように思ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実のところ私も、あまり使うブラシを気にしていませんでした。

ブラッシングについても、抜け毛が舞い散らないようにする為だけのものと思っていました。汗

でも実際にはブラッシングをする目的って、抜け毛対策の他にも、『毛ツヤを良くする』、『猫とのコミュニケーション』、『マッサージ・リラックス効果』など沢山あるんですよね!

毛ツヤを良くしたいのに、目が粗く硬い素材の物で梳いても寧ろ逆効果だし、リラックスしてほしいのに、猫ちゃんが嫌がるブラシでしても反対にストレスを与えてしまいます。

猫ちゃん一匹一匹、毛の長さも性格も好みだって違います!

猫ちゃんの種類や猫ちゃんの好み、何の為にブラッシングをするのかという目的に合わせたブラシをちゃんと選んで使わないと、全く意味のない行為になってしまいます。

目的を果たし、猫ちゃんにとってブラッシングを有意義なものにする為には、それぞれのブラシの用途を理解して、選び分ける事が大切なんです!

ブラシの種類と特徴

それでは、それぞれのブラシの特徴や使い方についてまとめました!

獣毛ブラシ

動物の毛で出来ているブラシで、柔らかめや硬めなど様々な種類があります。

ブラッシングの初めにこれで全体を梳かしてあげると、ほこりなどの汚れも取れますし、表面についている抜け毛はある程度取る事が可能です。

またよく使用される豚毛や猪毛は、適度に水分や油分を含んでいるので静電気が起こりにくく、しっかり梳かしてあげる事で被毛にツヤも出てきますよ!

コームタイプ

人間もよく使うこのコームタイプは、猫も毛並みを整えたり、毛のもつれをほぐす目的で使用します。目の細かいコームはノミ取り効果もあったりするので、一石二鳥です!

種類もいろいろありますが、ブラッシングの最初は毛がひっかからないように目の粗いコーム、最後の仕上げには目の細かいコームで丁寧に梳かすと毛流れが綺麗になりますよ♪

ラバーブラシ

こちらはゴム製のブラシで、舞い散りがちな抜け毛を摩擦でしっかりとキャッチしてくれます!柔らかいので、皮膚を傷つける事がないので安心です。

ブラシのチクチクした感じが苦手な子には、試してみる価値ありです♪

ミトンタイプ

こちらはミトン型のラバーブラシです!

手にはめて出来るのでとても使いやすいですし、普段猫ちゃんを撫でている感じでブラッシングできるので、ブラシが苦手な子にはおススメです。

ブラッシングがちょっと苦手な我が家の猫さんも、これなら受け入れてくれそうです♪

ピンブラシ・スリッカーブラシ

沢山の細い針金がついていて、プロのトリマーさんも使っているタイプのブラシです!

細かく毛先から少しずつ梳く事で、毛のもつれをほぐし抜け毛も沢山取ることが出来ます。

パッと見た感じ剣山のようで痛そうですが、市販のスリッカーブラシはケガ防止に針金の先端が丸くカバーされていますし、針金が柔らかい物が多いです。

とはいえ直接当てて動かすと皮膚に負担がかかるので、少し浮かせながら使いましょう。

ファーミネーター

毛が生え変わる時期に沢山抜けているのは、『トップコート』という外側の長い毛の下にある短くてふわふわした『アンダーコート』という毛なのですが、この『ファーミネーター』は、そのふわふわした毛をごっそり取ることが出来る画期的なブラシなんです!

細かい目のブラシの奥部分が刃になっているので、適度に使えばアンダーコートをすいてくれます。よって、抜け毛を大幅に減らしたり毛玉防止にもなるので非常に便利です♪

短毛種用や長毛種用、さらに小型猫用や大型猫ようなど、細かくサイズも分かれているので選びやすくなっていますよ。

 

被毛の長さによってブラシは選び分けよう!

色んな種類のブラシがありましたが、適当にどのブラシを使ってもいいというわけではありません。

猫ちゃんの毛の長さによって最適なブラシがあるので、その選び方をご紹介します!

短毛猫におススメのブラシ

短毛猫

  • 獣毛ブラシ(柔らかい豚毛タイプ)
  • ラバーブラシ
  • ミトンブラシ
  • ファーミネーター(短毛種用)

短毛さんのブラッシングに使うブラシの選ぶポイントは、『柔らかくて痛くない物』です!

毛が短いのでブラシの先端がすぐ皮膚に触れてしまいます。なので、ブラシの素材が硬いと皮膚を傷つけてしまう危険性があります。

ラバーブラシは鋭くないので安全ですし、獣毛ブラシも比較的柔らかい豚毛の獣毛ブラシを選ぶのがおススメです♪

ブラシが柔らかいからと言ってガシガシと力を入れていいわけではありませんので、優しく丁寧にブラッシングしてあげてください。

ファーミネーターはやればやるだけ取れてしまうので毎日は行わず、抜け毛が気になるなと思ったら使ってあげるくらいのペースで使用しましょう。

 

長毛猫におススメのブラシ

長毛猫

  • 獣毛ブラシ(硬い猪毛タイプ)
  • コームタイプ
  • ピン・スリッカーブラシ
  • ファーミネーター(長毛種用)

長毛さんのブラッシングに使うブラシの選ぶポイントは、『深くしっかり梳かせる物』です!

毛が長くて2層、3層とたっぷりの被毛で覆われている長毛さんは、柔らかい物や櫛が短い物だと表面を撫でるくらいであまり梳かせないし、時間もかかります。

なので長毛さんに使うものは、ブラシ部分が長く少し硬めの物を使いましょう!

コームやスリッカーブラシを皮膚から離し、傷つけないように少しずつ毛をブラッシングします。

猪毛のブラシは毛が硬く梳かしやすいですし、豚毛よりも水分や油分を多く含んでいますので、仕上げに使う事でとてもツヤツヤに仕上がります♪

やり過ぎは禁物ですが、毛玉ができやすい長毛さんなのでファーミネーターは週に1回、様子を見ながら使ってあげましょう。

まとめ

  • 目的別、猫ちゃんの種類別にブラシを選ばないとブラッシングの意味を成さないので、ちゃんと選び分ける必要がある。
  • ブラシには、『獣毛ブラシ』、『コームタイプ』、『ラバーブラシ』、『ピン・スリッカーブラシ』、『ファーミネーター』などの種類がある。
  • 短毛さんのブラシ選びのポイントは、『柔らかくて痛くない物』。
  • 長毛さんのブラシ選びのポイントは、『深くしっかり梳かせる物』。

 以上、猫用ブラシの選び方についてまとめました!

若干ボサボサしている我が家の猫さんですが()、ブラシ選びも使い方もわかったのでツヤツヤ猫さんが目指せます!

正しいケア、猫とのコミュニケーションの為にも猫ちゃんに合うブラシ、気に入るブラシをしっかり選んであげましょうね♪

 

 

 

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