猫たちが毛づくろいしあったり、一緒に寝たり、追いかけっこして遊んだり…
飼い主にとって猫たちが仲良くしているところを見るのはとても幸せですし、多頭飼いを始めてよかったって思える瞬間ですよね。
ですが、猫はもともと単独で生活していた動物。
仲が良くても、他の猫と一緒にいることでときにはストレスを感じているのです。
ストレスは多くの病の元になってしまいます。
猫たちの小さな変化を見逃さず、ストレスの原因を取り除くとともにストレスを発散させてあげましょう!
少しの工夫で、猫たちのストレスを減らすことができるので、いろいろ試してみてくださいね♪
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ストレスの原因
他の猫が縄張り内にいる
猫は単独で生活していた動物で、縄張り意識がとても強いです。
自分の縄張り内に他の猫がいるのは、少なからずストレスになっているでしょう。
他の猫に一方的にいじめられる
猫には強い主従関係はありませんが、お互いに優劣をつけあっています。
常に弱い立場で、他の猫に追いかけられたり、羽交い絞めにされたりしている猫がいれば、その猫はストレスを感じているでしょう。
他の猫や飼い主に干渉される
特に孤独を好む猫なら、他の猫に舐められたり、飼い主になでられるのがストレスになることもあります。
トイレや寝床などが少なく、他の猫と取り合いになる
これらの猫用品が少ないと、猫同士で取り合いになり、ケンカにまで発展してしまうかもしれません。
自分のお気に入りのトイレや寝床を横取りされるのは、猫にとってストレスになりえます。
運動不足
多頭飼いに限らずですが、室内で暮らす猫は運動不足になりがちです。
運動不足は肥満にも繋がりますし、ストレスの原因にもなります。
大きな音や振動
猫に限らず、多くの動物は大きな音や振動にストレスを感じます。
猫がいる場所ではテレビをつけない、掃除機をかけないように気を付けましょう。
ストレスの兆候
過剰なグルーミングで体の一部がはげる
ストレスによる自傷行為の一つです。
アレルギーやダニ・ノミが原因である場合もあるので、一度病院で診察を受けることをおすすめします。
スプレー
一種のマーキングで、濃い尿を家具や壁などに噴射して、自分の縄張りを示すものです。
特に去勢手術をしていないオス猫に多く見られます。
また、新入り猫が来たことによる不安やストレスからスプレーすることがあります。
トイレ以外の場所で用を足す
猫はとてもキレイ好き。汚れたトイレや、他の猫が用を足したトイレを嫌がり、他の場所で用を足してしまうことがあります。
安心して用を足せるトイレがないことは、猫にとってストレスになるでしょう。
攻撃的になる
人がストレスでイライラしたり、攻撃的になるのと同じで、猫もストレスから攻撃的になることがあります。
なでていたら急に噛んできたり、猫パンチしてくることがありますよね?
そういうときはなでられることがストレスになっているので、すぐなでるのをやめましょう。
ストレス解消法
猫用品を匹数より多く用意する
取り合いにならないよう、トイレや寝床などを匹数より多く用意してください。
また、ケージなど、自分だけの安心できる空間があればより良いでしょう。
隔離する
猫同士の相性が悪い場合や、強いストレスを感じている猫がいる場合、違う部屋で隔離するのも一つの手です。
より広い場所を用意する
狭い部屋に数匹でいるよりは、広い部屋や、広い場所を行き来できる方が猫のストレスは少なくなるでしょう。
それができないなら、縦の空間を広げてみてください。
つまり、キャットタワーやキャットウォークを設置し、上下運動ができる空間を増やすのです。
縦の空間が広がると、猫にとっては部屋が広くなったも同然ですから、試してみてくださいね。
運動させる
運動不足はストレスの元、運動はストレス発散になります。
おもちゃで遊んだり、キャットタワーなどで上下運動させてストレスを発散させてあげましょう。
夢中です笑
爪とぎ
爪を研ぐためだけでなく、自分のにおいを付けて縄張りを示すときや、ストレスを発散したいときにも爪とぎします。
いつでも爪を研げるように、爪とぎは数か所に置き、定期的に買い替えてください。
またたびやおやつを与える
またたびは猫の大好物です。ときどき与えることで、良い気分転換になるでしょう。
与えすぎは良くないので気を付けてくださいね。
ときどき太らない程度におやつもあげると喜んでくれますよ♪
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ストレスの少ないハッピーライフを!
ストレスの元は、日常に多く潜んでいます。
猫たちのストレスの原因を排除し、ストレスを解消してあげられるのは飼い主だけです。
猫たちに幸せに暮らしてもらうために、今回紹介した方法をぜひぜひ試してみてください。
飼い主さんと猫ちゃんたちのハッピーライフを願っています♪
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