二匹の猫

猫好きなら誰もが一度は夢見る多頭飼い。

猫たちが団子になって寝たり、毛づくろいしあったりする姿は最高の癒しですよね。

夢が広がる多頭飼いですが、デメリットも多く、飼い主が望むようにはうまくいかないものです。

 

多頭飼いに興味がある方必見!

 

多頭飼いを始める前に知ってほしい多頭飼いのメリットデメリットを、アビシニアン1匹、キジトラ2匹の計3匹の猫と暮らす私が紹介したいと思います。

 

スポンサーリンク




 

多頭飼いのメリット

まずは多頭飼いのメリット、私が多頭飼いをして良かったと思うことを4つ紹介します。

寄り添う猫

1.飼い主にとっては天国

1匹でもめちゃくちゃかわいいのに、それが2匹、3匹となるともう天国です。

特に、仲良しの子たちが絡み合って寝たり、毛づくろいしたり、追いかけっこして遊ぶ姿にはかなり癒されます。

 

朝起きたときに私のベッドで3匹が一緒に寝ていたときや、帰宅したときに3匹のお出迎えがあると、多頭飼い最高!!ってなりますね笑

2.猫に遊び相手ができる・寂しくない

特に子猫の場合、遊び相手がいる方が楽しく過ごせるでしょう。

また、寂しがり屋の子は他の猫がいれば、飼い主がいなくても寂しい思いをせずに済むこともあります。

 

我が家のメス猫は寂しがり屋で、兄妹猫がいなくなると鳴きはじめます。

たぶん、子猫の頃から一緒なので離れると不安になるんでしょうね。

そんな姿を見ていると、兄妹一緒に引き取って良かったなと思います。

3.猫たちに社会性が身につく

猫は単独を好む動物ですが、順応性が高いので、多頭での生活にも慣れてくれます。

すると猫たちの間でいろいろなやりとりが行われるみたいで、猫たちに社会性が身についていくんです。

 

先住猫が新入り猫に家の決まりを教えたり、面倒を見たり。

社会性が身につくことで、飼い主との関わりも良い方向に変わることがあります。

 

私が飼っている先住猫は、新入り猫が来てから甘噛みしなくなりました。

私の代わりに新入り猫を噛むようになったんですかね?笑

4.1匹が天国に行ったとき、他の猫が飼い主の心の支えになる

いつの日か、必ずお別れのときはやってきます。

そんなとき、2匹以上猫を飼っていれば、他の猫が元気や癒しをくれて、心の穴を少しずつ埋めてくれると思います。

残った猫のお世話をしないと!!

という気持ちから、生きる活力が沸いてくるような気がしませんか?

 

私はまだ猫の死を経験したことがないんですが、多頭飼いを始めた理由の一つがこれでした。

猫の死による心の穴を埋めてくれるのは猫しかいないかもしれない、と思ったのです。

多頭飼いのデメリット

多頭飼いをするメリットはたくさんありますが、同じくらいデメリットもあります。

私が多頭飼いを始めて、多頭飼いって大変だなと思ったことを4つ紹介します。

撫でる猫

1.健康管理が難しい

猫たちを隔離していない限り、健康管理はかなり難しいです。

誰がどれくらい食べたか、尿をしたか、便をしたかがわからないんです。

食欲や尿、便の状態を把握することは病気の早期発見に繋がるので大切なんですが、多頭飼いだとなかなか把握しにくいのが現状です。

 

私の場合、誰がどれくらい食べたかを把握しておらず、ある1匹が肥満になってしまったことがありました…

その経験を活かして今は食事管理を徹底しています。

2.猫たちの相性問題

メリットの2つ目、3つ目のように、猫たちが遊んだり、社会性ができたりするのは猫たちの相性が良い場合でしょう。

中には、すれ違うたびに大げんかするような相性の悪い猫たちもいるのです。

 

我が家も最初のころは、先住猫が新入り猫を受け入れられなくてちょっと大変でした…

相性が悪い猫たちはお互いに大きなストレスを感じてしまいますから、安易に猫の多頭飼いを始めるのではなく、相性の良い猫同士を引き合わせる工夫がいります。

3.お金がかかる

言うまでもなく、猫の数に比例して出費も増えていきます。

猫1匹につき、年間7万円程度必要です。

一生涯では、1匹100万円は必要になってきますし、猫が病気になると高額な治療費や手術代を払わなければならないこともあります。

 

無理な多頭飼いをしてお金が足りなくなったり、お世話ができなくなったりして多頭崩壊してしまう方もいるんです…

猫たちを路頭に迷わせることのないよう、無理な多頭飼いはしないようにしてくださいね。

4.お世話が大変

猫が倍になれば、ご飯も倍、トイレも倍、抜け毛も倍になります。

同居人とお世話を分担できるなら比較的楽でしょうが、一人で数匹をお世話するとなるとちょっと大変かなと思います。

トイレ掃除を怠ると猫のストレスに繋がりますし、グルーミングをしないと猫の体内に毛がたまり、毛玉を吐いてしまうこともあります。

 

お手入れが行き届かないほどの匹数を飼うのはやめてくださいね。

 

スポンサーリンク




幸せも大変さも倍になる多頭飼い

二匹の猫2

多くの猫好きが夢見る多頭飼い。

猫も人も幸せそうに見えますが、その裏には厳しい現実があります。

メリット

  1. 飼い主にとっては天国
  2. 猫に遊び相手ができる・寂しくない
  3. 猫たちに社会性が身につく
  4. 1匹が天国に行ったとき、他の猫が飼い主の心の支えになる

デメリット

  1. 健康管理が難しい
  2. 猫たちの相性問題
  3. お金がかかる
  4. お世話が大変

多頭飼いは大変で、決していいことばかりではありません。

ですが、

その分猫たちが苦労の何倍もの癒しをくれるのも事実です。

 

3匹の猫を多頭飼いし始めて、私は一度も後悔したことはありません。

多頭飼いを始める前に、多頭飼いについての情報をたくさん調べて、デメリットも理解した上で慎重に飼い始めたからです。

 

多頭飼いを始めたい皆さんも、猫たちの一生を背負う覚悟で、責任を持って多頭飼いしてくださいね。

 

すべての飼い主さんと猫たちが幸せに暮らせることを祈っています。

 

スポンサーリンク